がやがやと、しゅくしゅくと、モスクワのお稽古は進んでおります。
ちょっと、これは、おもしれーんじゃないかと、すごく思っている。
作り方を、いつもと変えたのが大きくて
それによって、思いきりつくれているという、
なんか、いい作用〜。
introの新しい一面!とか、いつもゆってるけど、
(それはもう当然のこと、つくるにあたって)
これは、なんつーか、
挑戦状のような、気もするし、
初期衝動のような、気もするし。
わたしは、初期衝動の音楽も、
ねりねり練りまくられた音楽も好きなので。
演劇というものは、おもしろいんだぜ、と
とらわれるところは、そんなところではないのよん、と、
示したいのかもしれません。
示したところで、伝わらない可能性だってあるわけで。
んなこと言ったら、なんだってそうだものねー。
そこ、に、その時間、存在するために、
今ああだこうだとやっている。
そういうものが、演劇だとわたしは思っている。
ちょうくだらなかったり、もします。
よくわかんないところもあるかもしれません。
不快になる場合もあるかもしれません。
演劇は、ひとを傷つけないなんて、
ちっとも思っていない。
なんなら傷つける覚悟でやっている。
じゃないと、笑ってもらうことも、
なにかを考えてもらうことも、
涙することも、
そこに一緒にいることも、
できないんじゃないかと思っている。
だから、優しくもできると思っている。
モスクワ、という、これは、物語です。
2013年11月29日から、やります。
絶対に、再演しない作品だと思う。
目撃しに来てください。
とか、なんか、すぐ、難しい感じで書いちゃったりするんだけど、
やわやわなあたまで、みにきてください。
やわやわなこころで、かな。
その日起きたこととか、そのまま持って、劇場にきてくれていいんです。
起きて、ごはんも食べないで急いできてくれてもいい。
会社でいやな思いして、うがーってなったままきてくれてもいい。
彼氏といっしょにドーナツ食べてから、ぷいとひとりできてくれてもいい。
もちろん、いっしょにきてくれてもいい。
もちろんもちろん、さてさてintroはどーすんのかな、と気にしてきてくれてもいい!
そういうみなさんが、一緒に同じ時間、
コンカリーニョで一緒に演劇みるなんて、
なんておもしろいんだろう!と、
わたしはつねづね、思っています。
モスクワ。
これ、何かに似ているなぁ、と、
稽古を観てて思ってて。
わたしが高校三年生のときに、
学校選びのためにデザイン系の専門学校の体験入学に行ってね、
そこで、コラージュをつくろう、という
なんだかお手軽な、デザイン体験みたいなことをしたんですね。
雑誌の写真とか広告とかを切り抜いて、貼って、
切り抜いて、貼って、って作ったコラージュ作品があって、1時間ぐらいで。
なんか、それにそっくり。
それっていうのは、その作品(と呼んでいいのかもあやしいぐらいの)に。
感触とか、雰囲気とか。
そのコラージュは、実家のわたしの部屋にまだ貼ってあります。
自分が作ったもので、すごく気に入ってるのは、あれが初めてかもしれない。
なんか、おもしれぇなぁと思いました。
大人数でつくっているので、
これから、どしどし、全然ちがうものを投入されたりするんですけど、
すでに、投入されまくっているんですけれど、
モスクワという作品は。
しかしながら、
これはブレないなという、基盤みたいなものがある。
落ち着いている。
落ち着いて、冒険をしている。
そんなこと書いておいて、
今日の稽古なんて、ほとんど踊ってましたけどね。
大高さんの振り付け、なかなかいいんだ、これ。