コンカリーニョプロデュース「茶の間は血まみれ」
全日程終了しました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
久しぶりの、ユニット式企画。
ほんと、いい俳優たちに囲まれて、
わたくしはえいえいと好きにやらせてもらいました。
託してくれた弦巻くんにもたいへんに感謝しています。
わたしはわたしで、
5回の上演を観ながら、
毎度いろんなことを思い出したりしていました。
これは、もちろん、弦巻くんのはなしなんだけど、
なんだか、どんどん、彼からも、わたしからも遠くに行くような感覚があって、
ああ、良い感じで、離れていくなぁと思っていて、
「弦巻啓太」という実在の、架空の人物をみているような、
そんな感覚にもなったりしました。
役者は、非常にストイックな人たちで、
別にそんなに仲良くなることもせず、
淡々と稽古していた日々がほとんどです。
そういう空気が、わたしも心地よかった。
きっと、こういうものは、1ヶ月ぐらいがちょうどいいんだなぁと思いました。
相手に関わりたくなる前に、終わる。
ほんとうは、もっと関わっていきたいけれども。
そうもいかないことが、あるです。
作品のはなしをします。
なんか、まぁ、こういう話なので、
持っていき方によっては、非常にどうにもならない作品にもなるわけで。
そうならないために、いろいろと私が敷いたことはあるんですが、
どれもこれも稽古場でうまくいっていたので、そんなに心配はなかったです。
通し稽古をするようになってから、気づいたことがあって。
エンゲキに入れ込んじゃったばっかりに、、という面もこの話にはありましたけど、
でも、この作品は、
その、問題の、「演劇」なんですよ。
そんな、「啓太」がずっとやってる「演劇」なんです。
うおおおお〜となんとも言えない気持ちになったあと、
わたしもそうだし、なんなら、
舞台にあがってる半分以上がそうであることを鮮やかに認め、
「演劇」をやらねばならぬ、と、はっきり思いました。
エンゲキはたのしー!
エンゲキはすげー!
わたしたちもそう信じています。
だから、エンゲキやってるし。
エンゲキゲキゲキしてるし。
だからこそ、わたしたちがブレてはならぬ作品でありました。
それが、答えです。
「演劇」だったと、思っています。
とは言いますけど、
わたし、個人的に、
「演劇やってる人を扱った演劇」ぜんぜん好きじゃないんですよ
むしろ、ちょっと、いや、すごい厭になる。。
身内の恥をさらしてるようでさ。。。
だから、劇中の演劇は、エンゲキしなかった。
ヒップホップにしたけど、その成り立ちとか、心意気、みたいなもの、
なんかすごくぴったりなので、
ヒップホップにしてよかったなぁと自画自賛。。
でも、たとえば、
演劇作家じゃなくても成り立つと思ってるです。
音楽家でも、美術家でも、
てのは、あれかな、事後のはなしかな。
パーソナルを突き詰めると、パブリックになる、
そういうことだと思います。
普遍性なんて考えて作らないよ。
普遍性は観てくれたひとが決めることだよ。
今回、柴田と一緒にできたのが、ほんとうに嬉しかった。
彼が、舞台にあがっているのを観るよろこび。
10年ぐらい前、わたしは柴田のことを、
「生物レベルでわたしと違うひとだ!」と思っていましたけれど、
彼は彼で変化していたし、わたしもわたしで変化していた。
なんか、いい意味で、彼は、ひとになっていた。
彼の進化を目撃してしまったわけで、わたしもがんばらねばと思った次第。
教えてもらったことも今回ある。
これは、たぶん、柴田とやらなかったら知らなかったかもしれない。
そういうひとを目の前にして、ヤングたちはどうだったろう。
飲み会のときは誰も喋ってくれなかったので知りません。。。
わかなと喋ってくれたのは大江さんだけだ。。。
そういう仕事だからいいんだけど。
さて、エンゲキゲキゲキも終わり。
でも、エンゲキゲキゲキするからね〜。
お写真、一枚。
バラシ後、帰る直前ショット。
(なっちゃん、このときいないの。。。ごめん。。。)
柴田、しゅうやくん、さとさん、なっちゃん、ジョン、愛美、ルーリー、
おつかれさま、ありがとう。
よい景色でした。
テクニシャン陣にも感謝!
ラブ!!!!
みんな仕事早くて泣けるー!
と、小室さん、ありがとうございました。
と、弦巻くん、ありがとう。
と、観てくだすった方、
ありがとうございました!
あんまり休まずに、
次にいくわぁ。