「蒸発」の夏が終わり、
なんかいつの間にか、寒くなってきていて、
次の新作のことを、ぽちぽちやったりしていて、
(まぁ、書けてはいない)
合間に、良い時間が挟まれたりして、なんとも複雑な心境で、10月を迎えました。
いいけど、いくない。
書くことについて。
ここ数年、「書く」という行為からは、ちょっと、いや、だいぶ離れて演劇をつくっていたので、
「書こう!」としたわりに、妙に緊張して書けてはいない。
基本的に、書きたくて書き始めたわけではないので、
書くってことがどういうことだったのか、よく理解していなかったりする。
自分自身の妙な勢いがいつもある中で書いていたのは事実なので、
そういうものがないときに、如何にして書くのか、という、
新しい書き方をやろうとしている。
これはもう、しっかり、意思を持って。
もうわたしには、妙な勢いで書くことはないかもしれないと思う。
これまでの約10年とはすでに違ってしまっている。
その作法でやろうったって、違うのだから、難しい。
と、いうことは、だ。
ド素人なのだった。
もうほんとに、これは、ド素人である。
(個人の感想です)
もう違うのだから、何も参照することが、ない。
ところで、
今までもっとも、意味がわからない上になんかムカついた感想は、
「ワカナは疲れているので、休んだほうがいい」
「ワカナはプレッシャーを感じているので、休ませてあげたい」
という、大変大きなお世話な類いのご感想だったわけですが、
次に言われた場合には、
そうですねぇ、そういう御発言が疲れますねぇと鮮やかに返したいものです。
振り返ってみれば、
もう、違ってしまっている、ということをいち早く感づかれた故の御発言かもしれないのですが、
それでも、言ってはいけないラインというものがあってだな、と思ってしまうわたしは、
非常にそのへん、懐が狭いです。
認めますけど、狭いです。
これは昔からなのですけど、
ねぇ!あなたどんなひとなの!みせてみせて!と、ずかずか上がってこられるのは別にいやじゃないんですが、
じゃあ、あなたどんなひとなの!みせて!とこちらが行ったときに、敷居もまたがせないようなひととは、
なかなかお付き合いが難しいなぁと、思っているタイプです。
だったら、玄関前の会話をしようぜと思います。
いや、なんかそれたな。
それたというか、
何かをつくるということは、絶対的に、みせてるので、
それをいいことに、勝手に上がって茶をすするな、みたいなことで。
内覧までって言ったはずだけど!?
写真も撮っていいけど!Facebookに書くのもいいけど!けどねぇ、飲食禁止だよ!的な。
全然、コレじゃない感満載の例えを乱発しました。すいません。
なんでこんなことを書いてるかというと、厄よけみたいなもんです。
この数日間、
妙に山を見ることが多かったのですけど、
マジ、山すげー!!!と興奮するんですけどね、山。
数日前のこと、
山!いい景色!な某地、
偶然、その場に居合わせたわたしの母ほどの女性が、
「景色がすばらしいねぇ、山もすばらしいねぇ、山、ありがたいねぇ。ありがとう〜」と山に感謝するのをみていて、
ほう、となりました。
山に感謝して生きていけたら、まったく生活かわるだろうなぁ、と。
いいなぁ、そういうの、いいなぁ、と、
思う傍らで、
ああいうひとが、のど自慢とか出るんだなぁ、などと思ってしまったもうひとりのわたしは、
非常にクズだけど、こっちのわたしも好きだなぁと思います。